難削材の疑問・不安を解決するQ&A
難削材加工における“よくあるご質問”について、「難削材加工.com」(アイテック株式会社)がお応えします。弊社が手がけるサービスへのご質問についても掲載しておりますので、ぜひご覧ください。なお、こちらのQ&Aに掲載されていないものがあれば、ぜひ弊社までお気軽にお尋ねください。
- Q平面度で、なおかつ高精度な加工をお願いできますか?
- Aお任せください。弊社では、アルミニウム(Al)などの非鉄金属といった素材であっても、平面度で高精度な加工が可能です。以下の写真は、弊社が保有する精密平面研削盤(ナガセインテグレックス)です。
- Qミクロン台といった高精度な機械加工はできますか?
- Aはい、可能です。弊社では、安田工業のマシニングセンタ(ジグボーラー)や、三井精機工業のジグボーラーを保有。ミクロン台も可能な精密加工に対応します。
- Q円筒研磨加工で対応できる精度レベルはどの程度ですか?
- A弊社では、ミクロン台の精密な円筒研磨加工に対応しています。以下のを保有しております。
以下は、上記円筒研削機で製作したワークです。
仕様
高さ:400mm(100φ)
精度公差
垂直度:±0.005mm
平行度:±0.006mm
- QOリングの挿入具の加工を検討しています。Oリングをお渡しすれば、最適なご提案をいただけますか?
- Aぜひお持ち込みください。Oリングだけでなく、それを供給する母体(治具)を基にした挿入具の形状についてご提案を差し上げます。なお、母体(治具)とその図面をお持ちいただければ、Oリングに最適な挿入具の設計・加工も承ります。なお、「こんな感じの形状」「だいだいこんなイメージ」といった漠然としたテーマのみのご依頼もぜひお気軽にご相談ください。
- Q対応している素材や材料について教えてください。
- A
- インコネル
- ハステロイ
- ステンレス(SUS)
- チタン(Ti)
- アルミニウム(Al)
- ファインセラミック
- インバー/スーパーインバー
上記以外の素材についても対応可能な場合がございます。まずはお気軽にご相談ください。
- Q対応している加工法について教えてください。
- A弊社では、多種多様な設備を導入し、幅広い加工に対応しております。
- 旋盤加工
- フライス加工
- 研削加工
- 製缶加工
- 板金加工
- 熱処理加工
- 表面処理加工
- 特殊加工
- Q難削材加工にあたり起こる問題点とは何でしょうか?
- A難削材は工具寿命に影響を与え、欠損やピッチングの発生といった問題が懸念されます。さらに、こば欠けやバリの発生や溶接の可能性、切りくず処理性の悪さ、精度や切削熱、切削抵抗の問題、そして自動加工ができないといった諸問題が考えられます。その他にも、データの少なさからくる閉鎖性や、素材自体の価格・希少性からくる技術革新への保守性・消極性、加工設備の特殊性といった課題も挙げられます。
弊社であれば、さまざまな難削材に対応。豊富な実績の中で培ったノウハウを基に、お客様の期待にお応えします。幅広い加工に適用できる設備もご用意しておりますので、どんなことでもまずはご相談ください。
- Qどのような業界との取引が多いのでしょうか?
- A難削材は、医療、エネルギー、航空、液晶・半導体、自動車、食品機械などさまざまな業界で活用されています。高付加価値へのニーズが高まる現代において、今後よりいっそう難削材は広まることが予想されます。