細目ねじ合わせ加工

インバー(FN‐36) レンズ鏡筒郡枠製作

インバー(FN‐36) レンズ鏡筒郡枠製作

写真はレンズ鏡筒郡枠(3部品)なります。弊社は約20年前より光学機器部品の製作を行ってきました。レンズ鏡筒部品は薄肉で、寸法公差や真円度・同心度等の幾何公差は0.01㎜クラスの高精度部品です。ネジも普段では加工機会がない、大径の細目ばかりです。今回はM31X0.5の合わせ加工があります。

レンズ鏡筒部品はアルミで製作することが殆どです。  今回は、インバー材(FN-36)にて製作致しました。加工は中子の治具を用いたり、クランプ力を調整しながら、製品の変形に気を遣い製作致しました。M31X0.5細目ネジ部はゲージを用いてオスを製作して、メスはオスに合わせて製作しました。オスネジは合わせの基準となる為、先端部のねじバリが発生しないように刃物や加工パス回数を工夫して、メスネジがしっくり入るように製作しました。

弊社では、多くのレンズ鏡筒部品を製作してきました。そのため、細目タップのリング・プラグゲージを保有います。オスメスの合わせ加工だけでなく、ゲージを用いて規格に合った大径の細目ネジ加工も対応できます。