複合旋盤加工での「8条ネジ」
複合加工機加工事例 2軸同時加工にて製作
複合加工機による「8条ネジ」の加工をご紹介いたします。以前に8条ネジのオス側を紹介させて頂きましたが、今回はメス側の8条ネジになります。規格品の量産部品では、専用の工具(スプラインリーマー)を製作し加工するのがスタンダードです。しかし、単品では工具費が高価になり、納期へも大きく影響します。そこで今回は、オス側のねじれ角と溝形状を測定した後にバイトを製作し加工いたしました。2軸同時加工にてスパイラル形状に加工を行い、はめ合いを確認しながら寸法を決定しました。小径かつストロークのあるスパイラル内径加工のしっくりとしたはめ合いの8条ネジです。
<ポイント>
- オス側のねじれ角と溝形状を測定
- バイトを製作後、複合加工機により、2軸同時加工にてスパイラル状に加工