真鍮の高精度品加工

真鍮 (C3602) ブロック

真鍮 (C3602) ブロック

写真は真鍮で製作した高精度ブロックになります。弊社は鋼材の加工だけでなく、銅や銅合金といった柔らかく粘り強い材質の加工も積極的に行ってきました。

高精度ブロックは各面に公差穴や位置決めのキー溝が施されています。また、6面の平面・平行・垂直が0.01mm以内・各公差穴と公差溝の位置度が0.03mm以内で要求されています。
弊社では、荒加工(5軸加工機)⇒ 研磨加工(平面研削盤)⇒ 仕上げ(5軸加工機)という3工程で仕上げました。6面の平面・平行・垂直に対しては、平面研削盤で軟材向けの砥石で目詰まりをこまめに確認しながら、一面ずつ仕上げて公差内に収めることができました。各公差穴・公差溝は5軸加工機でワンクランプで加工することにより、基準面からの距離を一定に制御して、割出加工することにより精度を保証して工数を削減することができました。

検査では、三次元測定機を用いて、プローブを測定面に対して垂直に回転して測定することにより1回のセットで5面を測定することができ、検査精度を保証しております。弊社では希望に応じて検査成績書も提供させていただきます。